任意接種のワクチンについて

ロタウイルスワクチン

ロタウイルスによる胃腸炎は、冬に流行する発熱・嘔吐・白色下痢を特徴とする胃腸炎です。お子さまの年齢が低いほど、脱水・けいれん等の合併症のリスクが高まり入院となることがあります。

当院では、早期から保育所で集団生活をする予定のあるお子さまにはとくにおすすめしています。

1回目は 生後14週6日までに接種したいので、ご注意ください。

 

 

B型肝炎ワクチン (平成28年10月より定期接種になりました)

B型肝炎は、ウイルスキャリア(血液中に肝炎ウイルスを持っている人)の血液や唾液、涙、汗を介し感染します。もし感染した場合には、低年齢ほどキャリアになりやすく将来肝疾患を発症しやすくなります。

このワクチンは、自分の身を守るだけでなく、キャリア化を防ぐことにより まわりの人を守るという意味もあり、意義あるワクチンと考えます。

当院では、早期から保育所で集団生活をする予定のあるお子さまにはとくにおすすめしています。

生後2か月、3か月と、7か月ごろに3回接種することがすすめられています。

 

 

おたふくかぜワクチン

おたふくかぜは 髄膜炎や難聴のリスクがあり、任意接種ですが強くおすすめします。

予防効果をより確実にするために、2回接種が推奨されています。

1回のみのワクチン接種では、後に罹患してしまうことがありますが重症化を防ぐことはできます。

2回ワクチンを接種することにより、ほぼ確実に発症を防ぐことができるといわれています。

おたふくかぜワクチンは1歳過ぎたら早期に1回目を接種し、2回目はMR第2期と同時期での接種がすすめられています。

 

 

風しんワクチン

妊娠を希望されている方 その配偶者の方 さらに妊婦の配偶者の方対象

先天性風しん症候群を予防するために 風しんの抗体がないか、あっても弱い方には、風しん単独ワクチンか麻しん風しん混合ワクチン接種にたいして 大阪市から助成があります。

当院では、妊娠ご希望の成人の風疹抗体検査(自費)と麻しん風しん混合(MR)ワクチンも行っています。

風しん抗体の検査は 保健福祉センターでも受けられます(無料、予約制)。

 

ただし、接種時に妊娠していないこと、接種後一定期間(2カ月間)妊娠を避けることが必要です。

 

 

インフルエンザワクチン

  • 生後6カ月以上 13歳未満
    2回接種 2~4週間隔
  • 13歳以上
    原則1回
    接種希望または医師が必要と判断した場合2回接種
    1~4週間隔

当院では 2回接種する方には、1回目10月、約3~4週あけて2回目11月

1回接種の方には 11月上旬 遅くとも年内に接種が完了できるようおすすめしています。

 

1歳未満児に2回インフルエンザワクチンを接種しても、年長児にくらべて抗体反応は低く臨床効果もあまり高くありません。

インフルエンザワクチン接種の有無にかかわらず、1歳未満児のインフルエンザ予防には、同居するご家族や世話をする方がインフルエンザワクチンを受け、お子さまに感染させないことが一番大切だと考えています。

 

ご家族のインフルエンザワクチン接種も当院で行っています。

 


前田こどもクリニック | 小児科
住 所:大阪市東淀川区上新庄2丁目15-18 旭丘ビル4F
電 話:06-6990-1115

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